伝言メモ-冷蔵庫ドアに見る人生の煌き

podcastの新刊ラジオにてたまたま憶えていた
冷蔵庫のうえの人生を読み終えました。

感想を一言言えば、
ええ話やなぁ~
です。
自身が婦人科医である母親と娘の物語ですが、
思春期の娘の揺れる思いと
強く、だけど少し不器用な母親の端的なメモから始まってゆくのですが、
次第に引き込まれる展開が素晴らしいです。

実際の会話は何一つ無く、
でもその間にある事件ともいえるような会話の流れが見える。
そうして、既に最後のときを感じるという事は、
時限装置が掛かってしまっている自分と娘との有意義な時間を過ごそうとしている葛藤・・・

今を大事に生きる事の大切さを学べるのではないでしょうか?

日々安穏と過ごしているときには感じられないような、
充実した時間を感じる小説でした。

何を大事と考えるか?
それを問いかけながら過ごしていくことの大切さを再認識できます。
小説は心を育ててくれますね。

既に現代の日本ではメールの連絡が主流かも知れませんが、
果たして、こういった小説に昇華できるようなメールの受け答えのストーリーは作れるのでしょうか?

日々の会話や手紙、メールを大事にしていきたいですね。



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2008年01月24日 Posted byso good at 07:39 │Comments(0)effects of book

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